赤ちゃんのための救急箱

救急箱の中身は

赤ちゃんの具合が悪いときは、本当に心配です。少しでもラクにしてあげたいと思うのが親ごころでしょう。でも、勝手にクスリを与えたりせず生後6ヶ月くらいまでは、必ず医師にみせることです。ですから、はじめは救急箱の中に赤ちゃん用の常備薬はいりません。6ヶ月を過ぎて、子どもの体質がわかってきたら、かかりつけの医師に処方してもらった常備薬を用意します。赤ちゃん用には、大人用で代用できるものもありますが、下記のようなものを用意して、半年に一度はチェックしましょう。

★ 常備薬 ★

子どもによっては、吐き気止めや熱さましの座薬、虫に刺されるととても腫れる子には軟膏などを、かかりつけの医師に処方してもらいます。

★座薬の入れ方
座薬がグニャグニャにならないように、手や薬をよく冷やしておきます。座薬の先にオリーブオイルやワセリンを塗ると、無理なく肛門に入ります。おむつ替えの要領で、お尻を持ち上げ、とがった先の方からまっすぐ肛門に入れ、1分ほど肛門を押さえます。

・ガーゼ
すり傷を押さえたり、はえはじめの歯磨き用に。
・三角巾
傷をくるんだり、肩が抜けたときにつる。
・氷まくら
熱が出たときに、タオルを巻いて使う。カチカチにならないもの。ゴム製があれば、入れる量を少なくして、肩くらいまで広い範囲にあてると熱を下げる効果が高い。
・カット綿
消毒薬をつけるときに。
・紙ぽんそう膏
傷口に当てたがーゼや包帯をとめる。
・包帯
伸縮性のあるものの方が使いやすい。
・薬用オリーブ油
綿棒に浸して、耳や鼻の手入れに使ったり、脂漏性湿疹をふやかしたり、肌がかさかさするときに。
・消毒薬
オキシフルでもマキロンでもイソジンでもいい。すり傷、切り傷などの消毒に。
・綿棒
太目の紙軸のものが、危なくなくてよい。鼻水をぬぐったり、耳の掃除に。
・白色ワセリン
唇や肌がかさかさするとき。便秘でうんちが硬いときに、肛門にべたっとぬり、すべりをよくする。綿棒につけて、お尻を刺激すると、便秘のときにうんちが出たりする。
・かんちょう
がんこな便秘のときに。

体温計、赤ちゃん用の爪切りなど。ほかにも、薬を飲ませるためのスポイト、救急ばんそう膏、ハサミ、とげ抜き、耳や口の中をみるペンライト、カット綿やがーゼをつまむのにピンセットがあるとよいでしょう。

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