おしゃぶり

おしゃぶりをくわえてベビーカーに乗っている子、指をしゃぶりながらお昼寝をする子。赤ちゃんは口での感触を楽しんでいるようです。知人のお母さんたちに、おしやぶりを使ったことがあるか聞いてみました。約7割のお母さんが使わなかったと答えています。その理由は、赤ちゃんが嫌がって吐き出してしまう、必要がない、癖になると困る、大人の都合でおしゃぶりで黙らせるような感じがいやというのが主なものです。おしゃぶりはいるのでしょうか?

おしゃぶりを使ったことのあるお母さんたちの声では、くわえさせたらきげんが良くなった、寝つきやすい、というのが主なものです。赤ちゃんにとって、おしゃぶりとは何でしょうか。お母さんたちの声から考えると、安心できるもののひとつのようです。おしゃぶりではなく自分の指という子もいます。


ある歯医者さんによると、おしゃぶりを使うことで、口呼吸を防ぎ鼻呼吸にする、歯並びやかみ合わせが良くなる、咀嚼力がつくといいます。一方、おしゃぶりを長時間使うことで、ゴムの乳首から、体に害のあるものが溶け出すのではないかと心配する声や、赤ちゃんが泣いたり、なん語(「あーあー」や「だーだー」)でいろいろなことを発信し、お母さんやお父さんとのコミュニケーションを図ろうとしていることを妨げるのではないかと考える人もいます。赤ちゃんは一人一人違い、はっきりと自分の意思を伝えてきます。おしゃぶりについても、好きな子は好き、いやな子はいやと主張しています。親の都合で静かにさせる(黙らせる)ために使うのは極力避けて、必要な赤ちゃんには必要なときだけ使うようにしてみてはいかがでしょうか。

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