積み木

昔も今も、積み木は幼児のおもちゃの代表格。積み木の大きな特徴は「木の温かみ」があり、「形が単純」なことです。また、年齢に応じて、単純な形遊びから複雑な組み合わせで大きなものを作るまで発展させることができ、創造力が育ちます。


おもちゃ売り場には沢山の積み木がありますが、大きく「白木の積み木」「着色の積み木」「白木と着色の混ざった積み木」「文字積み木」に分けられます。これから選ぶなら、幼児がラクに持つことができて口に入れにくい大きさで、面取りされたものがおすすめです。また使う子どもの年齢にあった積み木を選ぶことが大切です。容器が手押し車や引き車、トラックなどになっていると、積み木より軽いぬいぐるみなどを乗せて遊ぶことができます。ただし、子どもが乗ってはいけません。着色された積み木の塗料には、食品衛生法で許可された色素が使われていますが、なんでも口にする時期には白木のみを選ぶか、白木と着色の混ざった積み木の白木のパーツだけを使うのが無難でしょう。白木は、不衛生にならないように、ときどき日光消毒をしましょう。ひどく汚れた場合、紙やすりで表面をこすることもできます。遊びながら文字を覚えるといわれるひらがな積み木にも、従来のうすい正方形のタイプのほかに、サイコロ型の六面を使い単語だけでなく文章を作ることのできる積み木や、ピースの大きさを変え、濁音・半濁音・拗音をわかりやすくした積み木も出ています。目新しい積み木としては、中空で振ると音がする積み木や球形や動物の形など特殊な形が入っている積み木、パズルのついた積み木、容器のふたに収納図が描いてあり、片付けながら図形を理解できるよう工夫された積み木などがあります。おもちゃの中でも値の張る積み木ですが、大きくなるにつれスケールの大きなダイナミックな作品を作ることができるように、予算と収納場所の許すかぎり、パーツの多いものを選ぶか、買い足すとよいでしょう。

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