ベビーラック

いつでもそばにいられそうだし、あったらいいな、でも、置き場所が……。二人目にも使えそうだし、でも本当に寝ていてくれるのかな?離乳食のときには役に立ちそう、でも食事のときは、食事用のいすのほうがいいのか…。誰にでも必要、というものではないけれど、役に立つ人には充分その力を発揮するお役立ちグッズ、といったところでしょうか。

ベビーラックには、いくつかの機能があります。まず、セカンドベッドとして。炊事や洗濯といった家事に追われるお母さんのそばに、キャスターで移動させて、置いておけます。スウィングできるような構造になっていて、お母さんの腕にかわって、ゆりかごとして使うこともできます。なかには電動でスウィングするタイプもあります。ベビーベッドはないけれど、昼間も床の上に寝かせているのは、ホコリやダニが心配という人にも、床からの高さがあるからいいかもしれません。

そして、食事用の椅子として。テーブルがついていて、また、その位置も変えられるものも多いので、離乳食を始めたときから、4歳ごろまで食事用椅子としても利用できます。ほとんどのものは高さが変えられるので、年齢に応じローチェアに、あるいは一緒にダイニングテーブルのそばにおけるハイチェアにと使い分けられます。ただ、食事用の椅子として使う場合は、遊び食べを始めるころになると、汚れ方が半端ではありません。毎回、シートを交換する羽目になるかもしれません。シートも丸洗いできますし、洗い替えも売っています。ただ、本体はあちこちで安売することはあっても、シートはなかなか安くはならないようです(汎用品はでてきているようです)。また、座面のくぼみや背もたれとのつなぎ目に、食べ物のかすや汁もこぼれ、掃除がしにくいものもあります。ですから、食事だけのことを考えるのなら、食事専用の椅子のほうが親も子も気が楽かもしれません。

そして、テーブルは、取り外しが簡単なのが必要条件です。兄姉がいると、テーブルの端に手をついたり、体重をかけたりして、取り付け部分に負担がかかり、ひびがはいったり、われたりするおそれがあります。三人の子育て経験者の話では、シートもテーブルもその子どもごとに取り替えたとのことです。また、食事用にハイチェアとして使うとき、食卓の下に入れますが、肘置きの部分がぶつかって入らないこともあるので、ハイチェアの高さが何段に調節できるか、また、食卓の高さだけではなく、厚みや裏の形も考える必要があります。ゆりかごとしての機能も、個人差があるようです。電動のラックで本当によく寝てくれて助かったという人もあれば、いくら揺すっても寝ついてくれなかったという人もいます。まずはレンタルで、子どもとの相性を試してみた方がいいでしょう。あれにもこれにも使えるからというのではなく、どの機能を活用したいのか、他のものでは応用できないのか、自分たちの生活にほんとうに必要なのか、十分に検討してみてください。コンパクトに収納できるようになったとはいえ、やはりまだまだかさばるものです。使う時期も限られていますから、使うとしても、レンタルを考えてもいいのではないでしょうか?。

ベビーバスと温度計

生まれたての赤ちゃんには、ベビーバスがあると便利です。室内なら、床やしっかりした台にのせますが、お湯をはるのはまだしも、あけるときに困ってしまいます。お風呂場で使うのなら問題ありませんが、冬は寒いので、台所のシンクに入る大きさの、中栓付きのものをさがしてみます。シンクに入るサイズでも、探すぎると赤ちゃんを扱いにくくなります。シンクの前に立って、自由に腕が動かせる高さも調べておきましょう。シンクで使えるサイズがなくても、作業する位置や、高さを考えてえらびます。

ただ、このベビーバス、使う期間は短く、使わなくなってからは、単にかさばるじゃま物です。レンタルや、リサイクル品を見てもよいでしょう。ほかに、お風呂の小物としては、温度計があると便利です。お湯の温度は夏場で38度、冬場で40度といわれますが、手で感じるだけでは不安なものです。温度計は、5百円くらいと手ごろな値段で、ふつうのお風呂にも使えますから、一つ買っておくといいでしょう。