赤ちゃんの成長と育て方 - 3~4ヶ月

体重は生まれたときの約2倍になりころころした感じに。

このころの赤ちゃん

首がしっかムリしてきます

「新生児」から「赤ちゃん」へ。動作やまなざしも、ずいぶんしっかりしてきましたね。発達のいちばんのポイントは、首がすわっているかどうかです。もっとも、これはたて抱きにしたとき、完全に首がしゃんとしているかだけではありません。首に徐々に力がついているかもたいせつなのです。この首すわりは知能も順調に発達しているということの一つの判断の材料にもなります。健診のときにお医者さまが首すわりをじっくり見るのも、このためなんですね。体重は、生まれたときのほぼ倍になっているのが目安ですが、小さいからといって気にしないこと。このころには赤ちゃんの体格の個性もはっきりしてきて、大きい子、小さい子、わりと差がつくものだからです。3ヶ月ころは体重も平均で1日20~30gふえます。

自分の手に興味を持ち始めます

2ヶ月末から3ヶ月ころの赤ちゃんは、自分の手に興味を持ち、じっと自分の手を見つめたりしています。両手を合わせられるようになって、手と手をゴニョゴニョさせたりもすることでしょう。赤ちゃんの手と目の発達の第一歩ともいえるものです。

お乳の時間も規則的に

このころになると、自然に1日のリズムができてきて、お乳もだいたい4時間おきに1日5回、夜中の授乳はない、という赤ちゃんが多くなります。散歩や入浴などもだんだん規則的にしましょう。

育て方のポイント

母乳が足りなくなることもあります

お母さんのおっぱいからいつまでも口を離さない、飲ませたあと1時間くらいするとまた飲みだそうにグズグズと泣く、体重のふえ方が思わしくないなどの兆候が見えたら、母乳不足を疑ってみましょう。母乳不足のために、生活リズムができないということもあるかもしれません。授乳のときに、まずお母さんのお乳を飲ませ、そのあとでミルクを飲ませるようにします。毎回、この方法でやるのと、もつは、夕方や、夜、眠る前の回をすべてミルクにしてしまう方法があります。どちらでもいいのです。お母さんのお乳の張りぐあいなども見て決めましょう。

夕暮れになると泣く赤ちゃん

夕方、お母さんが夕飯の支度などを始めるころになると泣きだして、泣きやまない、という赤ちゃんがいます。お母さんがいちばん忙しい時間帯に毎日泣かれると、お母さんも泣きたくなってしまいますね。原因はよくわからないのですが、しばらくするとおさまってしまいますから、一時期のことと思って、赤ちゃんにつきあってあげましょう。だっこしてあげたり、赤ちゃんによっては、うつぶせの姿勢にしてやると落ち着く赤ちゃんもいます。

首がすわればおんぶもOK

おんぶも前おんぶも、首がすわらない赤ちゃんでもだいじょうぶというだっこひも、スナグリなどのほかは、首がすわるまでは避けたほうがベスト。でも、もうだいじょうぶ。一日じゅうおんぶしていてはお母さんも赤ちゃんも疲れてしまいまが、どきには変化をつけるためにおんぶもいいでしょう。車や人通りの多い道でのショッピングなどには、ベビーカーよりおんぶのほうが安全です。赤ちゃんも、お母さんの背中のぬくもりが伝わって、安心することでしょう。

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