赤ちゃんの成長と育て方 - 7~8ヶ月

おすわりがじょうずになり、音の出るおもちゃも大好きになります。

このころの赤ちゃん

おすわりができるようになります

おすわりは、4ヶ月ごろの首すわりと同様、赤ちゃんの発達を知るたいせつなポイントともいえます。7ヶ月ころには、ほとんどの赤ちゃんが長い間すわっていられるようになっています。おすわりがちゃんとできるようになるということは、脳の神経支配が背骨の末端まで行き渡ったことを意味します。

人見知りはピーク

もうかなり前から人見知りの始まっている赤ちゃんもいるでしょうが、このころになると人見知りがふえてきます。見なれない人を泣いてこわがります。お母さんにとっては少々困る人見知りも、赤ちゃんがお母さんの顔と他の人を区別できるようになった証拠で、正常な発達のあらわれなのです。赤ちゃんが泣いてこわがったら、しっかりと抱いて不安や恐れをしずめてあげましょう。

知恵づきは目覚ましい

好奇心はますます旺盛になり、興味をひくものがあると、振り回したり、たたいたり、しゃぶったりして試してみます。お母さんにとっては、気が気でなく、目の離せない時期になりました。でも、これらはすべて赤ちゃんにとっては新しい経験、学習でもあるのです。こうやって、いろいろなものの感触を学んでいきます。危険なことでない限り、怒ったり止めさせたりしないで、"赤ちゃんの知恵づき"を余裕を持って見守ってあげましょう。

育て方のポイント

離乳食の量が減ることもあります

いままでよく食べていた赤ちゃんの食欲が落ちると、お母さんはあわて、心配してしまうことでしょう。お母さんが、たくさん食べさせようと一生懸命になればなるほど、赤ちゃんはかたく口を閉ざしたり、ブイと横を向いてしまいます。あまり食べたがらないときは、無理に食べさせようとしないこと。30分くらいかけても思うように食べないときは、「では、ごちそうさまね」と言って、食卓を片づけてしまいます。そして、次の食事時間まで、ミルクや食事は与えないようにします。ほんとうにおなかがすけば、必ず赤ちゃんは食べるものです。

コップを使ってみてもいいでしょう

離乳食のあとのミルクや湯冷ましなどは、試しにコップで飲ませてみてもいいでしょう。初めからじょうずには飲めませんが、こぼされてもよいつもりで、エプロンをつけさせ、下にはビニールなども敷いておきます。

夜泣きに悩まされるかも

毎晩毎晩、泣かれると、つらいのはお母さんですね。だっこしてもお乳をやっても泣きやまないと、どうしていいのかわからなくなって「母子で泣いてしまいました」などというお母さんもいます。原因はよくわからないことが多いのですが、昼間の活動が足りなくて熟睡 できないとか、何か興奮することがあったために神経が高ぶったなどということがきっかけになることもあるようです。夜泣きは、冬や夏に多いことから、寝苦しさを訴えていることもあります。少しくらいぐずってもなるべくかまわないで、考えられる原因をとり除き、改善したら、あとはしばらく赤ちゃんにつきあって。寝不足は昼寝で補います。

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