赤ちゃんの成長と育て方 - 4~5ヶ月

首すわりもほぼ完了。音のするおもちゃなどに興味を示し始めます。

このころの赤ちゃん

首がすわります

4ヶ月になると、うつぶせにすると頭と肩をしっかりと上げられるようになります。あおむけにしてお母さんが両手を静かに引っぱって起こすと、首は体にちゃんとついてくるでしょう。こうなれば、首すわりはOKといえます。 首すわりは発達の重要ポイントの一つ。4ヶ月から5ヶ月の間には、ほとんどの赤ちゃんの首がしっかりしてくるはずです。もし、4ヶ月になっても、まだ首がグラグラしておぼつかないようなら、小児科医に相談してみましょう。

ママの顔がわかるように

お母さんの顔が見えれば喜び、笑うことでしょう。お母さんとほかの人との顔の見分けがつくようになったのです。日一日と知恵がついて表情も豊かになってきますから、お母さんにとっては赤ちゃんといることが楽しいでしょう。

好奇心が芽生えてきます

このころから、目についたものに自分から興味を示すようになります。音のするものや、はっきりした色のついたものに関心を持ち、じっと見つめたり、手を伸ばしてさわろうとするなど、積極的な働きかけをします。

よだれも目立ってきます

3ヶ月ころまではよだれはあまり出ませんでしたが、このころから唾液腺が発達して、出るようになります。よだれが出るということは食べ物を食べられるようになってきたということで、離乳食の受け入れ準備ができてきた、という目安にもなります。

育て方のポイント

そろそろ、安全対策を

個人差はありますが、早い赤ちゃんですと寝返りをしたり、いつの間にか体が、ズレて動いていることがあります。動かないからと安心して、ベッドの柵を下げっぱなしにしていたり、ソファの上に寝かせておくと、いつ落下、転倒するかもしれません。お母さんが赤ちゃんのそばを離れるときには、ベッドの柵はきちんとしめておくようにしましょう。ラックなどにすわらせるときも、ズリ落ちないように、きちんとベルトを止めておくように。

好奇心、満たしてあげて

赤ちゃんはお散歩が大好きです。見るもの、聞くもの、なんでも赤ちゃんには珍しく、興味をひくことでしょう。もう首もすわったのですから、たて抱きもできますし、ベビーカーも利用できます。外気浴を兼ねて、1日1~2回、30分から1時間くらいは散歩に連れていってあげましよう。戸外で過ごすことは体の健康のためにいいだけでなく、精神的にもいい影響を与えるでしょう。昼間、外で十分遊んでいると、おなかもすきますし、心地よく疲れて夜もぐっすり眠ってくれます。

動ける環境づくりを

運動機能の発達はとても個人差が大きいのですが、それは、赤ちゃんの体型や生まれた季節なども、多少関係しているようです。秋に生まれた赤ちゃんで、よく太っていたりすると、寝返りは暖かくなって薄着になったころ、ということもあるのです。というのも、太って いたり、たくさん洋服を着ている赤ちゃんは、自由に体が動かせなくて、運動機能を身につけるのがおそくなる傾向があるからです。お母さんは、赤ちゃんを薄着にしてやったり、体を自由に動かせるような環境づくりを。

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