育児の気がかりQ & A - 食べること

おかゆでも裏ごしでもペェッと吐き出す

おかゆでもパンがゆでも、果物の裏ごしでも舌でベエツと出してしまいます。(4ヶ月)
まず、いろいろ試してみたり、いままで手作りだったのなら、こんどはベビーフードを利用してみてもいいですね。ベビーフードは舌ざわりがなめらかなため、ベビーフードならオーケーという赤ちゃんも中にはいます。また、スプーンの種類をかえるのも一法。一般に金属製より樹脂製のほうが違和感なく、幅も狭いものが受け入れられやすいようです。それでもだめなら1週間ぐらい休んでもいいでしょう。5ヶ月でスタートすればいいのですから、あわてることはありません。

のど越しのいいもの以外食べてくれない

ヨーグルト、プリン、バナナなど、のど越しのいいもの以外食べません、ほかのものを食べさせようとすると泣きます。(5ヶ月)
ヨーグルトやバナナなどはそのままでも食べやすいのですが、手を加えないとロに入りにくいものもありますね。5〜6ヶ月ぐらいではまだ好き嫌いが固定化することはありません。もうし少し工夫して、いろいろな食品を味あわせてあげてください。

離乳が進まない

離乳食を始めて1ヶ月以上たつのに、いまだに4〜5さじしか食べません。(6ヶ月)
スタートのころは、量が進むかどうかより、いろいろな食品に慣れることが大事ですよね。まずは多くの味に慣れさせる工夫をしてみましょう。また、もしかすると、ドロドロしたものより、少し形のあるものが好きなのかもしれません。おかゆをやわらかいごはんにかえるなど、歯ぐきでつぶせる程度にしてみたらどうでしょう。

食後のミルクを飲まない

2回食にしたところ、離乳食後のミルクをほとんど飲まなくなりました。離乳食はよく食べるし、ミルクだけのときは180cc前後飲みますが。(6ヶ月)
離乳食が進むと、ミルクの量の減る子も出てきます。よく食べ、ミルクだけのときは飲みもいいのなら、それで十分です。

ツプツプ状のものを受け付けない

量は食べてくれるのですが、少しでもツブツブがあると全く受け付けません。このまま2回食にしてもいいでしょうか。(6ヶ月)
いろいろな食品に慣れているなら、2回食に進めてもいいでしょう。でも、ときにはお母さんもいっしょに食事をし、「モグモグゴツクン」と楽しく話しかけたり、食べるところを見せたりしましょう。また、このころには色の鮮やかさで目を引くと食べてくれることもありますから、お母さんもアレンジに工夫を。

食が細くて心配

上の子も食が細かったのですが、こんどの子も同様で、現在2回食ですが、1回量がスプーン4〜5杯、ミルクも400〜500ccしか飲みません。おすわりしないのはそのせい?(7ヶ月)
おすわりは9ヶ月を過ぎてもできないと困りますが、7ヶ月ならまだしなくても心配は要りません。ただ、確かに離乳食もミルクの量も少ないので、1週間ぐらい食べたものをメモして、お医者さんや保健婦さんに相談してみてください。しかし、お姉ちゃんも食の細いことを考えると、そういうタイプなのかもしれませんね。食が細く小柄でも、生気にあふれているのなら大丈夫です。

肉が全くだめ

魚やとうふは食べますが、肉がだめで、少し入っているだけでもふき出してしまいます。(9ヶ月)
動物性タンパクは魚や乳製品などでもとれますから、栄養の面ではいいのですが、まだ嫌いだときめつける月齢ではありません。お母さん自身は肉嫌いではないですか?お母さんが嫌いだと、肉料理に工夫が足りなくなりがちです。ほかの食品にまぜ込んで肉らしさを感じさせなくするなど、もうひと工夫してみましょう。

遊び食いがひどい

食事中におもちゃをいじったり、歩き回ったり、スプーンで遊んだりで、1時間近くかかります。(10ヶ月)
手の届く場所におもちゃがあれば、いじりたくなるのは当然ですね。集中して食べられるように環境をととのえる、また、食事時間には十分おなかがすいているようにすることも、ママの大事な役目ではないでしょうか。食べ方に個人差があるので、何分で切り上げ、と一概には言えませんが、1時間もかけるのは論外。飽きてソワソワし始め、そっぽを向いているのに、口に突っ込むというのはやめましょう。早めに切り上げて、次の食事までにおなかをすかせることもたいせつです。また、食事中にママもウロウロせず、じっくりつきあってあげてください。

自分から食べようとしない

食は細いながら、口に入れてやれば、子ども用の茶わんに半分から3分の2ほど食べますが、自分から手を出して食べようとしません。(11ヶ月)
8〜9ヶ月のころ、スプーンを持とうとしたり、食べ物に手を出したとき、禁止しませんでしたか? 赤ちゃんの意欲が出始めたころ、抑えつけたために意欲がなくなるケースがけっこうあるものです。また、家庭生活全般が意欲的で生き生きとしていますか? 親がハツラツとして生きているかどうかが、赤ちゃんの食べる意欲にも影響します。食事だけにとらわれず、この際、1日の生活そのものも見直してみてください。

めん類やとうふばかり食べる

めん類やとうふなどさっぱりしたものは食べますが、肉や魚が嫌いです。最近は好きなものも食べなくなり、何を食べさせたらよいか悩んでいます。(1才1ヶ月)
1才から2才ぐらいの子どもの中には、暑い季節などよく生きていられると思うほど食べなくなる子がいます。ときには、味つけをやや濃くする、酸味をうまくとり入れる、子ども用のカレールーを利用するなどで食べてくれることもあります。でも、いろいろ試してだめなときは、食べさせようとむきにならないこと。食卓をはさんで親子が対決、などという例が案外多いんですよ。食事にこだわるより、外遊びは十分か、子どもの言うことによく耳を傾けているか、お母さん自身は生活が充実しているか、ふり返ってみましょう。

ジュースや果物ばかりほしがる

冷たいジュースをほしがり、あげないと冷蔵庫の前でひっくり返って泣きます。食事のときも、ごほんやおかずは食べずに、果物ばかりをほしがります。(1才4ヶ月)
1才半前後から、食べ物だけでなく、いろいろなものに対して自分の欲求をはっきり示すようになります。でも、冷たくて甘いものを子どもの欲求に負けてあげすぎると、肝心の食事ができなくなります。ジュースや果物はあくまでもデザートやおやつとして、時間と量を決めてあげましょう。

白いままのごほんが嫌い

おかずはなんでも食べるのに、白いごほんが嫌いで、まぜごほんにしたり、ふりかけをかけて食べさせています。(1才6ヶ月)
小さいうちは、白いごはんのおいしさはわかりにくいですよね。でも、親がおいしそうに食べているのを見ていれば、そのうちわかってくるのではないでしょうか。いまは、ときどき白いごはんも食卓にのせる程度でいいのではありませんか。もし気になるようなら、どんぶり物や炊き込みごはんなど、ごはんプラスおかずのメニューを工夫してみて。